こんにちは。荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
北海道に旅行に行くなら、どこに行きますか?
北海道は札幌や函館、知床、富良野…と、
魅力的なスポットがたくさんありますね。
今回紹介するのは、
道南エリア・江差の観光スポットです。
いちばん近い有名な都市は、函館。
函館からだと、車で1時間40分くらいです。
バスだと停車しながらなので、もう少しかかります。
車がメインのアクセス方法でしょう。
江戸時代、ニシン漁で大変栄えた町です。
そんな道南・江差町に、
黒い立派な船があることをご存知ですか?
この船、
開陽丸っていいます。
今回はこちらをご紹介します。
歴史好き、特に幕末が好きな方には開陽丸、とってもおすすめです!
目次
アクセス・施設情報
開陽丸は、江差町の「かもめ島」にあります。
まずはここを目指しましょう。
■入場料金:大人500円、小中高生250円
昔は700円しましたが、値下げされたようですね。
700円は高いわ…。
■開館時間:9:00~17:00(チケット販売~16:30)
■休館日:4月~10月→無休
11月~3月末→月曜・祝日の翌日
12月31日~1月5日(年末年始休館)
施設紹介
開陽丸は、1866年に徳川幕府が作った軍艦です。
1868年に明治時代が始まりますから、
ギリギリ江戸時代生まれということになりますね。
幕末、オランダで作られた開陽丸。
開陽丸は、鳥羽・伏見の戦い→江戸城開城→徳川幕府の崩壊を見届けたあと、
1868年10月に江戸を出発、12月に蝦夷(今の北海道)に到着します。
箱舘戦争真っ最中である1868年12月(明治元年11月15日)に
土方歳三らを助けるために江差に向かいましたが、
その途中で暴風雪に遭い座礁、沈没してしまいます。
開陽丸、僅か2年3ヶ月の命でした。
短い…。
短すぎる…。
実は、江差町の近くには館城跡という史跡があります。
松前城には移転計画があり、
その移転場所になるはずだったのが「館城」です。
しかし、箱舘戦争で攻撃を受けた結果、
築城後わずか2か月半で焼失しました。
道南の幕末の歴史はことごとく悲惨です…。
でかい軍艦も立派な城も(まあ城はそんなに立派じゃないのですが)、
政権の安定しない社会では、
すぐになくなってしまいました。
盛者必衰の理を表していますね。
しかし、そんな儚い歴史だからこそ
我々は惹かれてしまうのではないでしょうか。
その後、100年ほど経ってから始まった開陽丸の海中発掘調査では、
なんと32,905点の遺物が引き揚げられました。
そして開陽丸は、長い時を経て当時と同じ大きさで復元されました。
122年ぶりです。
この開陽丸の船内では、
■開陽丸歴史展示
…発注・製造から座礁・沈没までの解説パネルやジオラマ
■引き揚げ遺物と保存
…引き揚げられた遺物、遺物の発掘作業工程や保存方法の映像やパネル
■体験コーナー
…音による大砲発射体験やゲーム感覚の操船シミュレーション、
保存処理体験など体験、ハンモック体験
見どころ
以下、写真付きで開陽丸の見どころを紹介しますね。
大砲が並ぶコーナー。
戦争と縁のない現代日本を生きる自分には、
黒光りする太い大砲が不気味でした。
徳川家の紋章「葵の紋」。
オランダで発注したとろ、うまく伝わらず
ハートマークにされてしまったそう。
このひげは!
榎本武揚でしょうか。
後ろにいるのは、土方歳三?
マネキンからも、当時の緊迫感が伝わってきます。
甲板に上がることもできます!
記念写真を撮るならここですかね。
ハンモックで眠りにつく船員たち。
「起こさないで」の注意書きを守りましょう。
写真がないですが、
映像で開陽丸の歴史を学ぶこともできます。
少し時代を感じる映像となっています。笑
まとめ
船内に入るという非日常の経験でわくわくしながら
ハンモックで寝たり大砲を打つ真似事ができて、
甲板にも出ることができる開陽丸は
家族やカップルで遊べるスポットです。
函館観光のついでに寄ってみていただきたいです!
公式HPはこちらです。↓
本州から来る場合は、
新幹線で新函館北斗駅で下車か
飛行機で函館空港に降り立ちます。
函館に来たついでに、寄っていただけたら嬉しいです。
ゆるくマイルを溜めてみた結果がこちら。↓