こんにちは。荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
1年以上前から開催予告がされていたハマスホイ展。
今回は、ハマスホイという人物の説明や展覧会の内容、グッズのレビューなどを紹介します。
目次
- ハマスホイって誰?
- どんな展覧会?
- 展示室の様子・感想
- グッズがあまりにも可愛い
- 展覧会終了後も、上野で見られるかも?
- 「【ハンマースホイって誰?】「ハマスホイとデンマーク絵画」訪問記。【解説・感想】」のまとめ
- 参考サイト
ハマスホイって誰?
身近な人物の肖像、風景、そして静まりかえった室内――限られた主題を黙々と描いたデンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)。17世紀オランダ風俗画の影響が認められることから “北欧のフェルメール” とも呼ばれるハマスホイの作品は、西洋美術の古典を想起させる空気を纏いつつ、近代の都市生活者特有の、ある種の郷愁を感じさせます。
欧米の主要な美術館が続々と作品をコレクションに加えるなど、近年、ハマスホイの評価は世界的に高まり続けています。日本でも2008年にはじめての展覧会が開催され、それまでほぼ無名の画家だったにもかかわらず、多くの美術ファンを魅了しました。
ハマスホイは、2008年に日本で初めて紹介されました。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情|2000-2009年|過去の展覧会|国立西洋美術館
簡単に特徴を説明します。
- デンマークの画家
- 北欧のフェルメールと呼ばれている
- モノトーンを基調とした、静寂な絵画空間
- 自宅で過ごす妻のイーダが後ろ姿で繰り返し描かれている
上記の特徴が挙げられます。派手さのない、少し変わった画家ですよね。
2008年の「ハンマースホイ」という呼称は、「ハマスホイ」という呼称に改められたようです。
どんな展覧会?
続いて、展覧会の内容です。
○みどころ
1. ハマスホイ作品約40点が集結
日本初公開の作品もふくめ、ハマスホイの魅力を紹介します。19世紀デンマーク美術の流れのなかで作品をとらえることで、ハマスホイという特異な才能の新たな一面をご覧いただけるでしょう。
2. 日本初の本格的デンマーク絵画展
コペンハーゲンで19世紀前半に華開いた、“デンマーク絵画の黄金期”の素朴で純粋な絵画から、印象派風の光の描写を取り入れたスケーイン派、世紀末の首都で活躍した画家たちによる室内画まで、魅力あふれるデンマーク絵画を日本で初めて本格的に紹介します。
3. デンマーク文化“ヒュゲ”に触れる
19世紀末デンマークの画家たちが描き出した北欧の美しい自然やプライベートな空間でくつろぐ家族の姿。デンマーク人が大切にしている価値観 “ヒュゲ(hygge :くつろいだ、心地よい雰囲気)” が溢れる珠玉の絵画を堪能ください。
ハマスホイの作品が40点も来日するほか、日本ではあまり触れることのないデンマーク絵画や、同じく日本では聞きなれない「スケーイン派」の絵画を鑑賞することができます。
展示室の様子・感想
展示室ではもちろん撮影禁止ですので、目録より雰囲気をお伝えしますね。
モノトーンの色調の作品が有名ですが、しっかり色のある作品もありました。 また、ハマスホイの作品だけではなく、スケーイン派の絵画もいくつか見ることができます。
スケーイン派とは、
(前略)1870年代初頭、半島北端の漁師町スケーインが「発見」されます。
この地を訪れた画家たちが描く、独特の厳しい自然環境や、そこに暮らす漁師たちの姿などを通じてスケーインの評判は広まり、国境を越えてこの小さな漁師町に集う芸術家たちはスケーイン派と呼ばれるようになりました。フランスの印象派などの影響を取り入れたスケーイン派の美しい絵画は、(後略)
スケーインという町の漁師たちを描くことが流行したのですね。調べてみると、本当にただの田舎町という感じですが、こういう場所にこそ人の人生、生活、生き様…と、綺麗ごとではない「生」を生々しく感じられたのかもしれません。
扉や部屋が印象的なハマスホイですが、展示室もハマスホイの部屋を感じさせるようなつくりになっていて、絵の中に迷い込んだような気持ちにさせられました。作り込まれた空間で見るからこそ、ハマスホイの世界に浸かれたと感じます。
グッズがあまりにも可愛い
今回のグッズは、色味が可愛すぎました。センスが段違いにいいです。欲しいものばかり。
《購入品》
- チョコレートケーキ
- ポストカード
- マグネット
- ファイル
- マグカップ
- トートバッグ
- 図録
絵のモティーフも部屋の中や扉、後ろ姿なので、グッズになっても使いやすいデザインです。
図録も買いました。元々持っていた、ドイツ語で出版されたデンマークの美術館の画集と並べてみました。
トートバッグとマグカップです。
色味が少し青みがかったグレーで、おしゃれです。
ハマスホイの世界観をそのまま家に持ち帰ってきたような感覚になります。
懐事情が許すなら、全て買って帰りたかったですね。
展覧会終了後も、上野で見られるかも?
東京展は終わってしまいましたが、チャンスを逃した人も今後日本にいながら見ることができる可能性があります。
実は、同じく上野にある国立西洋美術館では、ハマスホイの作品が1点だけ収蔵されています。
『ピアノを弾く妻イーダのいる室内』
現在は展示されていませんが、展示されるときが来たら、日本にいながら鑑賞することができますね(所蔵作品検索|国立西洋美術館)。
私が前に見たのは常設展示室でした。あまり混み合っていませんので、逆に特別展よりもゆっくり見ることができるかもしれませんね。
「【ハンマースホイって誰?】「ハマスホイとデンマーク絵画」訪問記。【解説・感想】」のまとめ
北欧のフェルメールと呼ばれるハマスホイは、静寂な絵画で有名なデンマークの画家。
ハマスホイの世界観にどっぷり浸かれて、グッズを買えば家でも余韻に浸ることのできる、印象深い展覧会でした。
公式HPはこちらです。↓
美術展を見に行くと必ず思うのが、
「いつか現地に行ってみたい…」
ですよね。
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参考サイト