こんにちは。荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
歴史と京都旅行が大好きな私が、高山寺の見どころについてご紹介します。
目次
高山寺について説明します
高山寺とは?
高山寺は京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹である。創建は奈良時代に遡るともいわれ、その後、神護寺の別院であったのが、建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興した。
鳥獣人物戯画、日本最古の茶園として知られるが、デュークエイセスの唄「女ひとり」にも歌詞の中に登場しています。
また、川端康成、白洲正子や河合隼雄の著書にも紹介されています。
まとめますと、
- 元々は奈良時代から伝わる、古い京都にあるお寺
- 明恵というお坊さんが「高山寺」として改めて開いた
- 鳥獣人物戯画(ウサギとカエルの絵)や、茶園が有名
特徴はこんな感じです。特徴を並べてみると、大変渋いですね。
「高山寺」の読みは?
高山寺を知っている人なら、読み方が気になった方も多いのではないでしょうか。
公式HPを見ると、「こうさんじ」とあります。正式には、「こうざんじ」ではないのですね。私はこれまで「こうざんじ」と呼んでいました…。
アクセス
京都駅からはちょっと遠いです。高山寺に行く日は、栂尾中心の観光スケジュールにしましょう。
・JR京都駅からJRバス高雄・京北線「栂ノ尾」「周山」行で約55分
(途中、四条大宮・二条駅前・円町などを経由)、栂ノ尾下車。・京都市営地下鉄烏丸線四条駅から、市バス8系統で約50分、
高雄下車、徒歩約15分。・栂ノ尾バス停近くに市営駐車場があります。50台(無料)※11月のみ有料
※嵐山高雄パークウェイは有料、営業時間8時〜20時(季節によって変更あり)
注意すべきポイントは、移動手段はバスか車になるということです。京都駅からバスで1時間となると、タクシーは現実的ではないですね。バスに乗る前には、運転手さんに確認すると確実かと思います。
時間
拝観時間 8:30~17:00
料金
石水院拝観料 800円 ※紅葉時期のみ入山料500円
紅葉の時期は混み合いますので、注意が必要です。
実際に行ってみた感想
冬に一人で栂尾観光をしてきましたので、実際の様子や魅力をお伝えしたいと思います。
見どころ
国宝・石水院
石水院は鎌倉時代に造られ、現在は国宝となっています。このお寺を高山寺と改名し、再興させた明恵上人の時代の建物として、唯一今でも残っています。この中に入ることができますので、800円の出費は惜しまずに出しましょう。
中には、よく高山寺の写真で見る「善財童子」が。善財童子とは、指導者に教えを乞うため修行して歩いた子どもです。今にも動きだしそうな姿をしています。
紅葉や雪の日には、とても美しい景色が見られそうです。
日本美術界のアイドル・鳥獣人物戯画
今やいろんな場所で使われている『鳥獣人物戯画』のウサギとカエル。高山寺を代表するお宝ですね。
現状は「甲乙丙丁4巻からなる鎌倉時代の絵巻」と考えられていますが、後世に巻物を切り貼りした跡が見られるらしく、完成当初の仕様はわかりません。また、鳥羽僧正覚猷の作ともいわれていますが、こちらも真偽のほどはわかりません。謎が多いのも、人気を惹きつける理由の一つかもしれませんね。
複製品が展示されていますので、作品の雰囲気をつかむことができます。
日本最古の茶園
高山寺は、実は日本ではじめてお茶が作られた場所といわれています。禅のお坊さん「栄西」が、中国から持って帰ったお茶の実を明恵上人に伝えて、お茶を栽培することになったようです。日本のお茶の起源が高山寺にあるとは、あまり知られていないのではないでしょうか。というか、その前までは日本では何が飲まれていたのでしょうか…。
注意点
観光するにあたっての注意点にも触れておきます。
体力!
私は高山寺とその周辺の観光をしたのですが、坂や階段が多く、疲れます。実は、帰ってから膝の調子が悪くなって、整体に行きました。笑 山寺ですから、周辺も観光するようならなかなか過酷です!
足場が良いとは言えませんので、スニーカーなど履きなれた靴をおすすめします。
合わせて行ける観光スポット
同日に一緒に観光することができた場所もご紹介します。
神護寺
有名なのは、源頼朝の肖像画ですよね。教科書で見る源頼朝の絵の元は、このお寺が収蔵しているんですね。複製のものが展示されていましたが、意外と大きいです。
また、国宝の薬師如来立像も見ることができます。厳しい顔つきをしている仏像です。めちゃくちゃ階段を上らないとたどり着きませんので、達成感で感動するはず!
西明寺
こちらも訪問しました。先ほど紹介した神護寺の別院だったものが、独立したそうです。他の二つのお寺と違って、管理している方をインターホンで呼んで、入ることができました。閑散期だったからかもしれません。
なお、この一帯は観光中にお腹が空いてもなかなか食事処が見つけられませんでした。お腹を空かせていくのは注意です!
まとめ
まとめると、
- 京都駅からバスで1時間
- 国宝「石水院」に入ることができる
- 一緒に近くの歴史あるお寺も観光できる
- しっかり観光するとへとへとになる
です。
京都観光の穴場だと思いますので、是非一度訪れていただきたいです。
公式サイトはこちらです。↓
参考サイト