こんにちは。荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
国立科学博物館に興味がある、行ってみたい、また行きたい、何度も通っている皆様。
今回は、科博でとことん楽しむための全てをまとめましたので、是非ご一読ください。
目次
国立科学博物館とは?
施設情報
国立科学博物館(科博)は、1877(明治10)年に創立された、日本で最も歴史のある博物館の一つであり、自然史・科学技術史に関する国立の唯一の総合科学博物館です。
科博は、日本およびアジアにおける科学系博物館の中核施設として、主要な三つの活動(調査研究、標本資料の収集・保管、展示・学習支援)を推進しています。これらの活動を1931(昭和6)年、上野公園内に完成した日本館(重要文化財指定)と、それに隣接して建設した地球館、また筑波地区の実験植物園や研究棟、標本棟、さらに港区白金台の自然教育園(天然記念物指定)の主に三地区で展開しています。
国立博物館は、「科博」「かはく」の愛称でも親しまれる、国内最大の科学博物館です。特に休日は家族連れやカップルなど、多くの人が訪れます。
アクセス
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JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
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東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
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京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
科博の最寄駅は、上野駅です。公園口の方から出ると近いですよ。駅から数分歩くと、上野公園です。
開館時間
- 平日 9:00 ~17:00(入館~16:30 )
- 金・土 9:00 ~20:00 (入館~19:30 )
- GW 9:00 ~20:00 ※最終日のみ~17;30
休館日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、年末年始(12月28日~1月1日)
料金
以下は、科博の常設展の入場料です。
- 一般・大学生 630円
- 高校生(高専生含む)以下 無料
特別展はこれとは別料金ですので注意!
所要時間
人にもよりますが、科博の常設展を見ようと思うと1,2時間では終わりません!半日~一日は見ていいと思います。また、広くて展示量も多いので、欲張りすぎるのは禁物です。
見どころ・楽しみ方
続いて、科博の見どころを紹介していきます。
常設展
科博の常設展は二つの館、「日本館」と「地球館」に分かれています。日本館は重要文化財にも指定されている、古い建物です。一方、地球館は2015年にリニューアルされており、日本館に比べると建物内も仕様も現代的です。広いので、どちらの館のどこに見たい展示があるのか、下調べしておくと安心です。以下、私が「特にこれは!」と思っている且つ人気のある展示を厳選してまとめました。次回行く際の参考にしてください。
≪重要文化財・日本館≫
1.日本の首長竜!フタバスズキリュウの復元骨格
首が長くて大きい、フタバスズキリュウの復元骨格です。ドラえもんの映画に出てくる、のび太が育てた恐竜「ピー助」も、フタバスズキリュウです。
2.上野の忠犬ハチ公?
渋谷の待ち合わせ場所として有名なハチ公ですが、その剥製があるのは国立科学博物館です。剥製なので、生きているかのようなハチを今でも見ることができます。
3.特別展でなくても見られる!江戸時代のミイラ
ここでは、江戸時代の女性のミイラを見ることができます。死蝋化して発見された後、乾燥させてミイラになったものです。写真撮影は禁止です。
4.行く度変わる、企画展
特別展ほどの規模ではありませんが、その時々のテーマに沿った展示がされています。特別展に比べるとなかなマニアックな展示内容であることが多いですが、見てみると知らない世界に足を踏み入れるようで楽しいですよ。
5.360度シアター
詳細は、後述します。
≪恐竜の時代から最先端の科学まで・地球館 ≫
6.ティラノサウルスの全身骨格はここ!
恐竜の化石がいくつも並んでいると、大人も子どももテンションが上がりますよね。トリケラトプスやアパトサウルスの全身骨格もこちらで見ることができます。
7.猿人・原人・旧人・の復元
写真を撮っている人が多いスポットです。実は公式の解説によると、以下のような展示の状況設定があるらしいです。
- 猿人「突然、現代につれてこられて、非常に驚いている」
- 原人「現代につれてこられて驚いているが、少年らしく、少し突っ張っている」
- 旧人「現代につれてこられて動揺しているが、平静を装っている」
実際に目で見て確認してみてください(笑)
8.圧巻!155体の動物たち
115体の動物たちの剥製がガラスケースの中にずらっと並ぶ、圧巻の展示室です。上野動物園と合わせて楽しみたいですね。
9.本物の零戦
パプアニューギニアで見つかった、実際に戦争で使われていて、当時墜落した零戦です。科学博物館ですが、平和についても考える機会になる展示です。
特別展
科博の特別展は本当に見ごたえのある面白いものばかりなので、公式HPやTwitterで最新の情報をチェックしてみてください。数年に一度開催される恐竜博は大人気です。
360度シアター
「シアター36○」とは、2005年「愛・地球博」の長久手日本館で人気を博した「地球の部屋」が国立科学博物館に移設され、「THEATER36○(シアター・サン・ロク・マル)」として生まれ変わりました。直径12.8m(実際の地球の100万分の1の大きさ)のドームの内側すべてがスクリーンになっていて、その中のブリッジに立ち、映像をご覧いただけます。360°全方位に映像が映し出され、独特の浮遊感などが味わえる世界初のシアターです。
当館では、これまでに制作した6本のオリジナル映像を組み合わせて上映しています。360°の音と映像に包まれる体験を一度味わってください。
元々、愛知万博で人気だったアトラクションなのですね。万博で作られて、その後も残っているアトラクションは世界に意外と多いので、探してみても面白いかもしれません。エッフェル塔やイッツ・ア・スモールワールドは、その例です。
- 1回の上映は約10分
- オリジナル映像を2本組み合わせて上映
オリジナル映像はいくつかあって、月ごとに変わります。嬉しいことに、2020年夏公開予定で、新しい科博オリジナル映像「3万年前の大航海-ホモ・サピエンス日本上陸-」が追加されるそうです!楽しみですね。また、実はナレーター陣が豪華で、竹中直人さんや増田 晋さん(スマスマの天の声でおなじみ)、窪田 等さん(情熱大陸のナレーション)、新作は満島ひかりさん等々、聞きなじみのある声ばかりです。
実際に見てみるとわかりますが、想像以上の迫力と楽しさです。
研究者によるディスカバリートーク
30分ほどで、科博の研究員の方の専門分野についてのお話が聴けます!研究者の話なんて普段は聞けませんので、非常に貴重な機会だと思います。ただ、本当にマニアックなお話ですので、興味がなければ眠くなるかも…(笑)私が参加した回のテーマを例を挙げると、「珪藻土を歴史の研究に応用する」「イソギンチャクとクラゲ」です。
カフェ・レストラン
休憩したくなったら、レストランやカフェにも入ることができます。カフェは安く食事もできるので、おすすめです。カフェの通路を挟んで向かい側は、注文したくても座れます。私はカフェをよく待ち時間や休憩に使っています。
ミュージアムショップ
科博のオリジナルグッズがいっぱい。雑貨や文房具は可愛くてついつい買いたくなってしまいます。古代生物のぬいぐるみ、宇宙食、理科室でよく見る実験道具…と、科博ならではのグッズもたくさん売っていますので、要チェックです。私は必ず寄ります(笑)
「【完全ガイド】科博はこんなに遊べる!年パス所有者のおすすめの楽しみ方【常設展】」まとめ
まとめますと、
- 入館する日は半日~一日を確保
- 気になる展示の建物や階を把握する
- 360度シアターは必見
- 疲れたらカフェで一息
- ミュージアムショップの商品ラインナップが面白い
です。 何度も行って、楽しんでみてください!以上、科博の楽しみ方・見どころのまとめでした。
参考サイト
・国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo