こんにちは。荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
今回は、函館の近くにある「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」に行ってみました。
目次
- 「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」ってなに?
- 「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」の館内を紹介!
- 「【函館観光】大きなじゃがいもが目印!「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」に立ち寄りました」のまとめ
- 参考サイト
「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」ってなに?
THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)は、函館のお隣の七飯町にある、「男爵いも」を中心とした地域の魅力を発信する施設です。
館内にはミュージアム、ショップ、レストランがあり、誰でも気軽に立ち寄ることができます。
アクセス
- 新函館北斗駅から車で10分程度
- 函館空港から車で40分程度
バスでも行けると思いますが、ちょっと不便かもしれません。観光のメインにするほどではないので、ドライブのついでに立ち寄るくらいがおすすめです。
営業時間
10:00 - 18:00 / 年中無休(年末年始・施設メンテナンス休業を除く)
(出典元:公式HP)
「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」の館内を紹介!
想像していたより洗練されていて、また見どころがいくつかあったので、写真とともに紹介します。
男爵ラウンジの象徴?大きな男爵いものモニュメント
まずはインパクトのある、街頭に激突しているじゃがいも!「男爵いも」ですね。写真を撮るならここだと思います。
小洒落たミュージアムスペース
入るとすぐ、馬車の後ろ側みたいなものが私たちを出迎えてくれます。これは蒸気自動車だそうです。
男爵いもと蒸気自動車に何の関係があるのかというと、「川田龍吉(かわだりょうきち)男爵」が関係しています。川田男爵が品種改良の末に生み出したじゃがいもが、彼の爵位にちなんで「男爵いも」と名付けられたそうです。
その川田男爵は明治35年の夏、現在の新橋付近で馬なしの馬車を見かけます。ここでさっそく川田男爵はこの車を買い、東京の街を走ったそうです。これを購入したのが日本人では初だったようで、川田男爵は日本人のオーナードライバー第一号になりました。そして、展示されている車は日本最古の型の車と言えます。
壁一面に、当時の農耕器具が展示されています。半分展示、半分装飾の役割を果たしていますね。古い道具に新しく息を吹き込んだような、素敵な空間でした。
このソファは綺麗そうですが…。
建物内の一角には、当時の生活用品が展示されていました。明治時代に輸入されてきたものでしょうね。洗濯絞り機がレトロ可愛いです。
百人一首(競技かるた)ってやったことありますか?漫画『ちはやふる』のアレです。北海道では、競技かるたの白と緑の紙札ではなく、木製で下の句がくずし字で書いてある札を使って遊びます。これは昔そうだったとかではなく、今もこれと全く同じものを使っています。また、下の句が読まれて下の句を取るので、札の読み方さえ覚えれば誰でもできる簡単なゲームです。地域で大会もあって、私は地区の友人と練習したり、大会に出場したりしていました。
金庫が展示してありました。これまた古くてかっこいい金庫だな~と思って見ていましたが、この金庫の中からラブレターが見つかったそうです(ただし、解説パネルをよく読むと、金庫から見つかったのは相手の女性のブロンドの髪の毛一房で、別なところから見つかった遺品の中に89枚の手紙が出てきた、とあります)。
川田男爵はイギリス留学中に、書店員だったジェニーという女性と仲良くなり、恋仲になっていたことが遺された手紙からわかりました。生前には、周りの誰にもこのことを語らなかったようです。川田男爵はジェニーを日本に連れて帰って結婚することを考えていましたが、家柄の問題などで二人が一緒になることは叶いませんでした。
当時二人は、田舎でじゃがいも畑を見ながら散歩をしたり、街で温かい焼きポテトを食べたりしたそうで、彼がじゃがいもの生産にこだわったのは、この叶わなかった恋が関係しているのではないかという話でした。ちょっと無理やりな気もしますが、どこかで彼女のことを思い出していたのは間違いなさそうです。この悲しい物語を知ってしまったら、明日からスーパーで男爵いもを見る目が変わるのではないでしょうか。
この紙が吹き上がっているような演出は、ラブレターを表しているのですね。
お土産はどれにしよう?充実のショップ
ミュージアムだけではなくて、お土産もたくさんありました!じゃがいもに関係するものがメインのようですが、それ以外のお菓子や雑貨もいっぱい。
ワインとチーズコーナー!
階段を数段降りると、地元のお酒が並んでいます。
チーズケーキが美味しそう!
北海道のお土産というわけではないですが、じゃがいも繋がりということで各国のポテトチップスも販売しています!
「いも」と書かれたTシャツやトートバッグは商品だったのでしょうか…?確認できていないのでわかりませんが、ちょっと欲しい。
レジをよく見ると、下の方には実際に当時使われていたらしき小さなタンスが。古い道具たちが細部までいい味出していますね!
レストランもあるし、テイクアウトもできる
食事もできます。
レストランのメニューは、ハンバーグやステーキ、タコライスなど。
ガラス越しに調理している様子も見ることができます。
景色は微妙です。
タコライスを注文してみました。量もしっかりあって美味しい!
デザートは苺のプリンパフェをいただきました。
今回は利用しませんでしたが、テイクアウトもできます。
今回は食べませんでしたが、このフライドポテト絶対美味しいですよね…!
周辺情報
THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)の隣には、「道の駅ななえ」があります。こちらでは、七飯町の名産品が販売されています。
七飯町はりんごが有名です。
新鮮な野菜が多くて見ていると楽しいのですが、旅行中の観光客には向かないですよね。ただ、道南の名産品を知れるので、見るだけでも面白いと思いますよ。
「【函館観光】大きなじゃがいもが目印!「THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)」に立ち寄りました」のまとめ
THE DANSHAKU LOUNGE(男爵ラウンジ)は「男爵いも」を取っ掛かりにしながら、七飯町の食材を使った食事やお土産選びを楽しめる注目スポットです。空間デザインの面においても大変魅力的で、今っぽさを感じます。
函館に観光しに来て、車が出せるときには是非立ち寄ってみてください!
(訪問日:2021年8月7日)
参考サイト
・THE DANSHAKU LOUNGE / SHOP / DINING / MUSEUM / 男爵ラウンジ・北海道七飯町道の駅なないろななえ隣