こんにちは。
荷物運び用荷物(@nimotsu_hakobi)です。
今回は、伊藤若冲に深い関わりのある「石峰寺」に行ってきました。
行ってみたかったきっかけがこちら。
以前美術館で見た、伊藤若冲の「石峰寺図」…のポストカードです。仏様たちがゆる可愛いし、洛中洛外図屏風を始めとする上から見た細々描き込んでる系の絵が好きなので、お気に入りの作品です。この絵が石仏になってリアルに見られるらしい!
ということで、リアル石峰寺に行くことにしました。
目次
「石峰寺」ってなに?
「石峰寺」とは、黄檗宗(おうばくしゅう)のお寺で、江戸時代中頃(1704~1711年頃
)に建てられたそうです。はじめはもっと大きな寺院だったそうなのですが、度重なる火災によって現在は縮小しています。
また、江戸時代の画家・伊藤若冲が晩年を過ごしたお寺で、若冲の作品も収蔵されています。中でも石で作られた「五百羅漢」は有名です(後述します)。
アクセス
京阪電車「龍谷大前深草駅」下車、徒歩約5分
JR奈良線「稲荷駅」下車、徒歩約10分
近くに伏見稲荷大社がありますが、こちらは観光地感の全くない雰囲気でして、住宅街にひっそりとあります。
場所はわかりづらいですが、こんな私たちのことを考えてくれている人がちゃんといます。道に案内表示がありますので、この看板に従いましょう。
しばらく進んで階段を上ると、到着です。
料金
- 大人:300円
- 小人:200円
入場時間
9:00〜16:00
17時ではないので注意です!
実際に訪問してきました!見学レポート
それでは、さっそく紹介していきます。
若冲のお墓
晩年を過ごしたお寺ということで、境内には若冲のお墓があります。写真では全く見えないので申し訳ないのですが、右に立っているのが筆の形をした「筆塚」です。
「京都には若冲のお墓が3つあって残りは宝蔵寺と相国寺、埋葬されたのは石峰寺で他二つ遺髪が収められている」という情報を見つけましたが、確証が得られないため、そういう情報もある、という程度に収めておいてください。
伊藤若冲プロデュースの石仏「五百羅漢」
(出典元:石峰寺 公式パンフレット)
五百羅漢は撮影禁止のため、パンフレットの写真を使用させていただきます。以下、写真はありませんが、五百羅漢の様子を記録しておくことにします。
五百羅漢とは、釈迦の教えを広めた弟子たちのことを指します。キリスト教でいう「使徒」と意味が近いんじゃないでしょうか。
ここでは、石仏で釈迦の一生を見ることができます。「誕生仏→出山の釈迦→十八羅漢→説法場→たく鉢修行→涅槃場」という流れでした。あ、賽の河原もありました。
伊藤若冲は石仏の下絵を描いて、石工に作らせたそうです。石仏の表情は独特で、なんというか脱力系のお顔をしています。円空の仏像とか好きな人は好きなんでしょうか。一体一体個性があって全然違うので、比べて見て楽しめると思います。涅槃の様子もありましたが、その可愛らしさといったら子ども向けの絵本のようです。リアルな五百羅漢を見て怖いと思った記憶がある人も、これは必見です。
紅葉の様子
紅葉時期に綺麗な紅葉が見られるか?というのも、秋の京都の観光客には欠かせない情報ではないでしょうか。私は2020年11月21日に訪問しています。
門の前ですが、生い茂る木々の割にはあまり紅葉していないと言えます。
ただ、なかには色づいている木もありました。私はド派手な紅葉でなくてもいいなと思っていたので、時折現れる朱色や黄色のもみじに都度新鮮さを感じながら楽しく見学しました。
御朱印と御朱印帳
こちらが石峰寺の御朱印帳です。伊藤若冲の「虎図」が表紙になっていて、マジで可愛いですね。
こちらはいただいた御朱印です。直接書いていただきました。
スタンプで押された石仏たちが、あの若冲の「石峰寺図」のようです。向かい合うページに墨がうつらないように挟み込む紙が、カラーだし紅葉バージョンだしでうっとり眺めてしまいます。
注意!
石峰寺では、五百羅漢の写真撮影が禁止されています。合わせて、境内のスケッチも禁止されています。スケッチを禁止する注意書きはあまり見たことがなく、過去のトラブルでもあったのかもしれません。
わざわざ「五百羅漢の撮影禁止」と書かれているため、五百羅漢でなければ常識の範囲内で撮影は可能だと思われます(聞けばよかった)。
「【京都観光】伊藤若冲プロデュースの石仏!紅葉時期の石峰寺を見学してきました【感想・訪問レポート】」のまとめ
最後に、石峰寺の魅力や特徴をまとめます。
- 若冲ゆかりのお寺
- 他とは違う五百羅漢
- 御朱印も石仏要素がいっぱい
伊藤若冲ファンは、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(訪問日:2020年11月21日)
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今回泊まったホテルの記事もまとめましたので、宿が決まっていないようでしたら参考にご覧ください。↓
参考サイト
・石峰寺 公式パンフレット